用語解説
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悪心者
人の悪しき(マイナス)な心に憑くもの。
例>怒り・憎しみ 等
悪しき心を栄養とし、増幅させる効果を持っている。増幅することで「怒りやすい」などといった症状がでてくる。悪心者を祓わずに放置していると、憑かれている人は自殺や犯罪へ走る可能性が出る。また、悪心者自身が悪しき心を食すだけでは飽き足らず、人の肉体をも食す恐れがある。
悪心者の根源は生きていた人間が死にきれずに残っているのではないかとされている。
悪心者には第一群と第二群に分かれる。
〇第一群は悪心者祓いに攻撃を仕掛けてくる。水や火を操るなどと言った高度な技を使ってくる。
〇第二群は攻撃は仕掛けてくるが、一群ほど好戦的ではない。自然消滅する小さな悪心者を召喚して逃げるのが主な行動である。小さな悪心者は一群とおなじく好戦的で能力を持っている。
悪心者は普通の人の目には見えない。可視化するためには魔衣への変身が必要。
03/
魔衣-まごろも-
悪心者を可視化するために変身した際の防具の事を指す。
魔衣を纏うためにはカレイド学園に入学し、訓練を受けて覚醒する必要がある。覚醒の条件は詳しく解明されていない。主な条件として「体力」「精神力」が強ければ覚醒しやすいとされている。
魔衣はいわば、防具の役割である。耐久・耐熱性ともに優れている。そして、身体能力の上昇も確認している。
見た目は個人の意思によって変化する。もし、極端に露出が高くても、見えない防具に覆われている。
しかし、魔衣は悪心者に対してのみ効果を発揮するものである。普段においては通常の衣類と変わりない。
05/
魔物の譲渡
魔物の譲渡とは、その名の通り、他者へ魔物を渡すことが出来る。厳密には力の譲渡である。
力の譲渡はカレイド学園の必修単位として存在しているが、高度な技術であり、10の力を10で渡すことが出来る者は確認されていない。
02/
悪心者祓い
悪心者を祓う人間の事。
人々の病を治す仕事のため、悪心者祓いは職業の一つとしても大変人気である。
しかし、悪心者は普通の人には見えないため、不気味だと偏見を持つ人も少なくない。
悪心者祓いになるため、カレイド学園に入学するが、魔衣を覚醒できなかったものは中学の時点で強制退学される。
悪心者祓いが悪心者と戦闘に入った場合、一般人を速やかに退避させ、戦闘終了後には検査をしてから場所の解放するように手配する必要がある。
04/
魔物-まぶつ-
悪心者を攻撃することが出来る武器の事を指す。
悪心者は魔衣でしか見えないとなれば、武器も悪心者用に用意しなければならない。悪心者は現存する銃や刀などの武器ではすり抜けてしまい、攻撃できない。
魔物は魔衣を覚醒した者にしか創ることが出来ない。そして、個々の魔衣に反応しているため、本人以外は使用できない(※例外として「魔物の譲渡」の項目を参照)。
魔物は魔衣同様、個人の意思によって創造するが、刀やグローブなど無機物であるのが基本である。その無機物から炎や雷、水などを生成することができる。もし、生命体であったとしても、意思や感情は存在せず、モノ同等である。